まずは無料体験

ブログBlog

大学・学部が決まらない!将来の夢がない時の理系・文系それぞれの選び方

大学・学部が決まらない!将来の夢がない時の理系・文系それぞれの選び方

目次目次

    はじめに:やりたいことがなくて決まらない…という人へ

    「進学する大学や学部が決められない」という悩みをもつ高校生は多いのではないでしょうか。「やりたいことが見つからない」「将来の夢がない」と聞くと、ネガティブな気持ちになるかもしれません。でも、これは決して珍しいことではありませんし、恥ずかしいことでもありません。むしろ、多くの人が通る道なんです。

    かくいう私も、高校生の頃ははっきりと将来の夢があったわけではありませんでした。漠然と「東京に行きたい!」という思いはありましたが、それだけで「何がしたいか」が明確だったわけではなかったです。もちろん目指す理由なんて人それぞれだとは思います。ただ大学入学後を考えると、「自分は将来何をしたいか」「なぜこの大学学部に進学したのか」が自分の中ではっきりしておりある程度目的意識を持って進学することで、大学以降の行動力アップにつながるのではないでしょうか。

    この記事では、進学する大学・学部が決まらないことに悩んでいる高校生に向けて、大学学部の比較ポイント、具体的な決め方のステップなどを解説します。自分に合った大学・学部を決める参考になれば幸いです!

    私の大学・学部選び

    私は高校時代、正直なところ、将来何になりたいのか、どんな仕事をしたいのかは決まっていませんでした。そのため、大学や学部をどう選べばいいのかもわかりませんでした。そんな中で私が考えたのは、「選択肢が広がるような場所に行こう」ということでした。将来やりたいことを見つけるための準備期間として大学を捉えるということですね。

    私の進学した大学はリベラルアーツ教育を行っており、入学後は幅広い分野の授業を受けることができ、その後進学する学部学科を選択することができます。どうしても大学学部を決めきれない場合はこのようなリベラルアーツ教育を取り入れている大学に進学するのも手ですね。

    文系学部の特徴と学べること

    文学部系統

    文学部を一言で表すと、「人間と文化を探求する学問」です。言葉、歴史、思想、芸術など、人間が生み出してきた多様な文化を深く掘り下げ、多角的な視点から物事を捉える力を養います。思想系、歴史系、言語文化系、行動科学系に分類されます。文学部と聞いて、「文学を研究しているのかな?」と思う人も多いですが、実際は人間と文化について扱う学問です。

    例えば九州大学文学部のHPに次のような記載があります。

    「汝自身を知れ(グノーティ・セアウトン)」。これは、古代ギリシアの都市デルフォイ、そのアポロン神殿に刻まれていた格言の一つです。人間が、人間自身を知ること——これこそ文学部の使命であると言えましょう。

     

    文学部では史料、哲学書、文学作品、芸術作品、古地図といったテクストを通して、挫折と希望の人間の歴史を学びます。例えば、講義やゼミで、芸術作品を見る、画家自身や画家をとりまく環境についての文献、先行研究や論文を読むといったことを通して、眼前の作品の持つ美術史的/歴史的な価値や位置づけを考えたり、現代の視点から再解釈・再評価したりする力が得られます。文学部での学びは「人間はどういう存在か」「人間はどう生きるべきか」「幸せとは何か」などといった科学では答えられない問いに答える手がかりを与えてくれます。工学部や経済学部に比べれば、直接社会人として活かせるスキルはあまり学べないかもしれませんが、そもそも役にたつかどうかは学問に求められていないのではないでしょうか。

    向いている人

    • 読書や美術館巡りが好きな人。例えば、物語や歴史、芸術に触れることが好きで、その背景にある「なぜ?」を深く知りたいという知的好奇心がある人。
    • 物事をじっくり考えるのが得意な人。例えば、流行や表面的な情報に流されず、自分の頭で深く考えを巡らせることに面白さを感じる人。
    • コミュニケーション能力を高めたい人。例えば、言葉の持つ力や、人と人とのコミュニケーションのあり方に興味がある人。文学部で培われる読解力と表現力は、人間関係を円滑にする上でも役立ちます。

    外国語学部系統

    外国語学部は、英語だけでなく、中国語、フランス語、スペイン語など、特定の言語と文化を深く学びます。大学にもよりますが、単に言葉を習得するだけでなく、その国の歴史や社会、人々の考え方まで理解することを目指すことが多いようです。例えば、外国語学部でスペイン語を学ぶ学生は、スペインの歴史やフラメンコ音楽の背景、さらには貧困問題といった社会問題についても学ぶ機会があります。ここで大事なのは「その外国語を学んで何をするのか」ではないでしょうか。ただ外国語を話せるようになりたいという目的ならば、留学をする・独学で勉強するという選択肢もあり、そちらの方が効率よく喋れるようになる可能性もありますよね。外国語を文化として研究できることが外国語学部の魅力です!

    向いている人

    • 外国の言葉や文化に強い興味がある人。例えば、特定の国や地域について、言葉だけでなく、その国の映画、音楽、料理などにも関心がある人。
    • コミュニケーションをとるのが好きな人。例えば、言葉の力を使って、さまざまな背景を持つ人々と交流したいと考える人。
    • 探究心が旺盛で、知的好奇心がある人。例えば、外国の文化や社会の「なぜ?」を深く掘り下げて探求したい人。

    教育学部系統

    教育学部は、教員免許の取得を目指すだけでなく、子どもの成長や教育の仕組み、心理学などを学びます。教員になること以外にも、教育関連企業や公務員など、幅広い進路があります。一般的には教員養成系と教育学系に別れており、教育養成系では基本的に教科ごとにコースが別れており、必ず教育免許を取得できます。一方教育学系では教育学を専攻し、教育や人間の発達のすべてを研究の対象としています。

    向いている人

    • 教育に強い興味がある人。例えば学校教育や塾、家庭での教育など、さまざまな教育のあり方について関心がある人。
    • 人の成長をサポートしたい人。例えば 他者の成長を間近で見守り、その手助けをすることに喜びを感じる人。
    • 教えることが好きな人。例えば自分の知識や経験を分かりやすく伝え、相手の理解が深まることにやりがいを感じる人。
    • 人間や社会に興味がある人。例えば 教育の歴史や社会的背景に関心があり、教育を通じて社会をより良くしたいと考える人

    法学部系統

    法学部は、法律や政治について学びます。社会のルールや仕組みを理解し、論理的に物事を考える力が身につきます。公務員や法律家を目指す人だけでなく、一般企業でも重宝される論理的思考力を養えます。例えば税理士については、商学部・経済学部・法学部で税理士試験の基礎となる授業が受けられるので、少しでも税理士に興味があるならばこれらの学部への進学を視野に入れるべきです。

    向いている人

    • 社会のルールや仕組みに興味がある人。例えば法律がどのように私たちの生活を支えているのか、なぜ政治が必要なのかといった根本的な問いに関心がある人。
    • 論理的に物事を考えるのが得意な人。例えば複雑な事柄を整理し、筋道を立てて考えることが好きな人。
    • 正義感が強く、社会に貢献したい人。例えば社会の不公平や不正に対し、法的な知識を用いて解決したいという意欲がある人。
    • 文章を正確に読み解くのが得意な人。例えば法律条文や判例集など、膨大な量の文章を正確に読み解くことに苦労しない人。

    経済学・経営学部系統

    経済学は、お金の流れや社会の仕組みを、経営学は、企業や組織の運営方法を学びます。企業の経営者や公務員、銀行員など、将来の選択肢は非常に広いです。また、資格を取得することにも有利にはたらくことが多いです。例えば税理士については、商学部・経済学部・法学部・社会学部系統の卒業や一定の単位取得が受験資格の一つとして定められています。起業に興味があったり、お金自体やお金がもたらす影響に興味がある人にとって面白いと感じられる学びが得られるでしょう。

    向いている人

    • お金の流れや社会の仕組みに関心がある人。例えば、なぜ商品の値段が上がるのか、なぜ円安になるのかなど、身近な経済現象の背景を深く知りたい人。
    • 数字やデータを用いて物事を分析するのが得意な人。例えば、 数学や統計学に抵抗がなく、データから社会のトレンドやパターンを読み解くことに面白さを感じる人。
    • 論理的思考力と探究心がある人。例えば複雑な社会問題をシンプルにモデル化し、その本質を探求することにやりがいを感じる人。
    • 将来、ビジネスや社会の第一線で活躍したい人。例えば経営者、公務員、銀行員、コンサルタントなど、幅広い分野で活躍するための専門知識と教養を身につけたい人。

    国際関係学部系統

    国際関係学部は、世界中の政治、経済、文化、紛争など、国と国の関係性を学びます。国際機関や商社、マスコミなど、グローバルな舞台で活躍したい人におすすめです。

    向いている人

    • 世界の政治、経済、文化、歴史に興味がある人。例えば 国際的なニュースや出来事の背景にある複雑な事情を深く知りたい人。
    • グローバルな視点から物事を捉えたい人。例えば世界を舞台に活躍することを目指し、国際社会の課題解決に貢献したい人。
    • 異なる文化や背景を持つ人々と積極的に交流したい人。例えば 海外でのボランティアや留学、国際交流イベントなどに強い関心がある人。

    社会学部系統

    社会学部は、社会の仕組みや人間関係、社会問題などを多角的に探求します。マスコミや広告、NPOなど、様々な分野で活躍できます。

    向いている人

    • 身近な社会問題や人間関係に疑問を持つ人。例えば、なぜ格差は生まれるのか、なぜ流行は起こるのか、といった「当たり前」のことに疑問を抱き、その本質を解き明かしたい人。
    • 多角的な視点から物事を分析し、課題を解決することに関心がある人。例えば、一つの事象を様々な角度から見て、その背後にある構造や原因を明らかにしたい人。
    • 人と話したり、調査したりするのが好きな人。例えば、インタビューやアンケートを通して、人々の考えや行動の理由を探ることが好きな人。

    芸術学部系統

    芸術学部は、美術、デザイン、音楽、映像、演劇など、感性や創造性を活かして表現する方法を学びます。クリエイターやアーティストを目指す人だけでなく、感性を活かした企画職や広報職など、多様な進路があります。

    向いている人

    • 美術、デザイン、音楽、映像、演劇など、特定の分野で自身の感性や創造性を表現したい人。何かを創作することに喜びや情熱を感じる人。
    • 新しいものを生み出すことに喜びを感じる人。既存の枠にとらわれず、独自のアイデアや表現方法を追求したい人。
    • 感性が豊かで、それを形にしたい人。美しいものや心揺さぶられるものに感動し、その感動を他者と共有したいと考える人。

    理系学部の特徴と学べること

    理学部系統

    理学部は、数学や物理、化学、生物、地学といった基礎科学を深く探求します。研究者になる人が行く学部というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。これらの基礎科学に人一倍興味を持って研究し、未知の発見に貢献しているのは唯一無二ですし、私たちの知的好奇心を満たしてくれる憧れの存在ですよね!一方就職の観点で見ると、企業が「研究職」として採用するのは、修士卒以上が多いし、専門性が一致していないと、採用されない場合が多いようです。学部卒だと塾講師などが多いようです。理学部で学んだことを就職でいかしたい場合は、大学院まで含めて何を専門に研究してそれを就職に繋げるかをしっかり考えることが大切ですね!

    • 数学や物理、化学、生物といった基礎科学が好きで、自然界の真理や法則を解明することに喜びを感じる人。例えば、科学の未解明な部分に魅力を感じ、探求することに情熱を注ぎたい人。
    • 論理的に物事を考え、探求していくことが好きな人。複雑な問題を一つひとつ分解し、筋道を立てて解決することに面白さを感じる人。
    • 知的好奇心が旺盛な人。例えば、身の回りのあらゆる現象に対して「なぜ?」と疑問を持ち、その答えを科学的に追求したい人。

    工学部系統

    工学部は、理学部で学んだ基礎科学を応用して、モノづくりや技術開発を行います。機械、電気、情報、建築など、様々な分野があり、社会の基盤を支える仕事に繋がります。

    向いている人

    • モノづくりや技術開発に強い興味がある人。例えば、科学の知識を応用して、社会の役に立つ製品やシステムを創造したい人。
    • 現実の問題を解決するために、論理的な思考と創造性を結びつけられる人。例えば、物事を体系的に考え、新しいアイデアを形にすることに喜びを感じる人。
    • 好奇心旺盛で、探求心が強い人。例えば、機械の仕組みや電気回路の働きなど、身の回りの技術に対して「なぜ?」と問いかけ、その答えを自分で見つけたい人。

    農学部系統

    農学部は、食料生産や環境、動物の健康について学びます。農業技術者や食品メーカー、獣医など、食と健康、環境を守る仕事を目指せます。

    向いている人

    • 食料生産、環境問題、動物の健康などに関心がある人。例えば、自然や生命を科学的に探求することに興味があり、それらを通して社会に貢献したい人。
    • 食と健康、環境を守る仕事に就きたいと考えている人。例えば、農業技術者、食品メーカーの研究者、獣医など、人々の暮らしを支える仕事を目指している人。
    • 探究心が旺盛で、実践的な学びを好む人。例えば、机上の空論だけでなく、実験やフィールドワークを通して自ら課題を解決したい人。

    医学部系統

    医学部では、人間の身体の仕組みや病気について学び、医師を目指します。人の命を救うという、非常に責任が重い仕事です。

    向いている人

    • 人の生命、健康、病気に関心がある人。例えば、人体の仕組みを科学的に探求することに強い興味があり、その知識で人々を助けたいという情熱を持つ人。
    • 人々の命と健康を守る仕事に就きたいと考えている人。例えば、患者と向き合う臨床医、新しい治療法を開発する医学研究者、国際的な保健医療に貢献する専門家など、高い倫理観と責任感が求められる仕事を目指している人。
    • 探究心と共感力があり、実践的な学びを粘り強く続けられる人。例えば、膨大な知識の習得に加え、実習や臨床の現場で常に最善を尽くし、他者の痛みに寄り添いながら冷静な判断ができる人。

    看護学・医療学・栄養学部系統

    看護学・医療学・栄養学部は、看護師、理学療法士、管理栄養士など、医療の現場で活躍する専門職を目指します。高齢化社会が進む中で、ますます需要が高まっています。

    向いている人

    • 人の命や健康に対して強い責任感を持ち、真摯に向き合える人。例えば 人の役に立ちたいという強い使命感と、目の前の患者さん一人ひとりと向き合う真摯な姿勢を持っている人。
    • 生物学や化学、医学に強い関心がある人。例えば、科学的な探究心があり、複雑な人体の仕組みや病気の原因を解き明かすことに喜びを感じる人。
    • 学習意欲が高く、継続して努力できる人。例えば、 膨大な量の知識を習得する必要があるため、地道な努力を惜しまない人。

    歯学部系統

    歯学部は、歯や口腔の健康について学び、歯科医師を目指します。人々の健康を支える重要な役割を担います。

    向いている人

    • 人々の歯や口腔の健康を守ることに強い関心がある人。例えば、 歯科医療を通じて、人々の健康と笑顔に貢献したいという強い思いがある人。
    • 手先の器用さや精密な作業が得意な人。例えば、歯を削ったり、詰め物をしたりと、細かい作業を正確にこなすことが得意な人。
    • 探究心が旺盛で、継続して努力できる人。例えば、 膨大な知識と技術を習得する必要があるため、地道な努力を続けられる人。

    薬学部系統

    薬学部は、薬の知識を学び、薬剤師を目指します。病院や薬局だけでなく、製薬会社で新薬開発に携わることもできます。

    向いている人

    • 薬や化学に興味がある人。例えば、薬がどのように作られ、私たちの体にどのような影響を与えるのか、その仕組みを科学的に解き明かしたい人。
    • 人の健康を守るという責任感が強い人。例えば、患者さんの命や健康を預かるという重い責任を自覚し、そのために地道な努力を惜しまない人。
    • 細やかな作業を正確にこなせる人。例えば、薬剤師として正確に調剤したり、研究者として精密な実験を行ったりと、几帳面で丁寧な作業が得意な人。

    後悔しないための大学・学部の比較ポイント

    学べる分野や内容

    学部ごとに学べる分野や内容は大きく異なるため、自分の興味や将来の目標に合った分野を選ぶことが重要です。さらに学部によって設置されている学科や研究テーマが異なり、大学ごとの特色にも影響します。そのため、同じ分野名でも学べる内容は大学や学科によって違いがあるので、どのようなことが学べ、研究できるのかはできるだけ深掘りしておきましょう!

    大学4年間でかかる学費

    大学4年間でかかるお金は、大学の種類や学部によって大きく異なります。国公立大学は約240~250万円、私立大学は文系で約410万円、理系なら約540万円が目安です。このように国公立か私立か・文系か理系かによって学費は大きく変わります。また、学費以外にも多くの費用が必要です。たとえば、大学生が一人暮らしをする場合は、生活費として家賃や食費、水道光熱費、通信費などがかかります。4年間の生活費総額は地域やライフスタイルによって差がありますが、首都圏だと合計で300~400万円以上になることも一般的です。家計や奨学金、教育ローンなどの準備も含めて、十分に計画性を持って進学費用を考えておくと安心です。

    立地や環境

    大学を選ぶ際、立地や環境は学びやすさや学生生活の満足度にも直結する大きなポイントです。例えば都市部に位置する大学は、交通の便が良く、アルバイトやインターンの機会、就職活動の機会が多いというメリットがあります。一方、郊外や自然豊かな地域にある大学は、静かで落ち着いた雰囲気の中でじっくり学べる環境が整っています。広大なキャンパスや豊かな自然に囲まれていて、集中して学問に取り組みたい学生には最適です。ただし、都市部と比べて通学や生活面で不便さを感じることがあるため、周辺環境やアクセスにも注意が必要です。

    大学・学部選びを成功させる具体的な選び方・ステップ

    自己分析する

    まずは、自分がどんなことに興味があるのかを見つめ直してみましょう。少しでも興味があることがあれば、それを軸にして大学学部を選ぶことができます。例えば私の場合、小学生の頃にscratchというブロックを組み合わせてプログラミングができる初心者向けのプログラミング言語でゲームなどを作って遊んでいました。その流れで独学でプログラミングをやってみたり、高校時代は情報系の研究プログラムに参加したりしていました。そのため情報系の学部を目指していました。もし興味があることが特にないのであれば、はたらく部で少しでも自分や社会のことを知って、興味のあることを見つけていくのがおすすめです!特に総合型選抜で受験する場合は志望理由書はもちろん自己PRや活動報告書など、自分の考えや実績を大学側に伝えていくものがたくさんあるので、自己分析は必須ではないでしょうか。

    自己推薦書に書くことがない?経験が少ないと悩む学生のための完全ガイド – はたらく部

    情報収集する

    自己分析ができたら、次は具体的な情報収集です。自分の興味のある大学のオープンキャンパスや説明会に参加したり、気になる学部のアドミッションポリシーを読んでみたり、大学の先輩や、興味のある仕事をしている人に話を聞くなど、オンラインだけでなく、実際に足を運んでリアルな情報を手に入れることが大切です。例えば「外国語学部だから外国語を話せるようになれるかな…」というイメージでとらえるのではなく、「外国語学部では実際何が学べるの?」「外国語学部卒業後の進路は何が多いの?」というようにできるだけ深掘りして自分の目的に合っているかを調べましょう。

    また、適職診断サイトを活用するのもおすすめです!

    【目的別】おすすめの職業診断サイト紹介【中学生・高校生向け】 – はたらく部

    【高校生向け】自分に向いてる仕事が見つかる5つの適職診断 – はたらく部

    頼れる大人を巻き込む

    一人で悩まず、信頼できる大人を巻き込みましょう。はたらく部の「学校生活・キャリア教育に関わる意識調査」によると、進路相談相手については「自分の親」「学校の友人・先生」が主で、「家族や親戚、学校関係者以外の大人」は全体で5.5%に留まり、キャリア教育の相手が非常に限定的となっています。学校の先生への評価では、ネガティブ(自分の進路、希望する職業、夢について知らない、分かっていない)がポジティブを上回っており、学校の先生だけに頼らないキャリア教育の機会が必要とされるものの、相談したい相手として「家族や親戚、学校関係者以外の大人」は6.9%となっており、学校外の社会人と対話する機会がある、相談できる相手がいることの認知も拡大していく必要があると言えます。

    【はたらく部】全国の中高生に学校生活・キャリア教育に関わる意識調査を実施 – はたらく部|塾じゃない探究学習の部活動

    学校の先生や親に加えて、社会人も含めた様々な職種の人の意見を聞いてみることが重要です。というのも、実際にその学部を卒業して社会人になった人から話を聞くことで、思ってもいなかったメリットやデメリットが見つかるからです。大学・学部選びは、決して一人で抱え込むものではありません。色々な人の知恵を借りながら、自分だけの答えを見つけていきましょう!

    はたらく部コーチからのアドバイス

    将来の夢や、大学で何を学びたいかがまだ見つからない高校生もいるでしょう。多くの高校生が抱えるこの悩みは、決して特別なことではありません。むしろ、自分自身と向き合う大切な期間と捉えることができます。将来の目標が明確でない高校生に向けて、「はたらく部」のコーチからのアドバイスをご紹介します!

    ゆきコーチ

    2022年3月 京都大学大学院 工学研究科卒業

    2022年4月 大手電力会社にて法人営業(技術)に従事

    エネルギー管理士 取得

    2023年7月 同 法人営業(フロント)に従事

    どのように大学学部を選んだの?

    私は京都大学の地球工学科に進学しました。特にこの大学に行きたいという理由はありませんでしたが、頑張ればいけそうな大学ということで選びました。というのも就活に有利とかではなく、レベルの高い授業や優秀な人と出会えるかなと思ったんです。当時は特になりたい職業はありませんでしたが、数学や物理が得意で比較的苦なくできたのと、地元が香川県で、自然に溢れるところだったので、自然を後世に残したいという思いがあり、環境問題に関心がありました。そういったところを掛け合わせて地球工学科を選んだんです。

    大学学部選びに悩む高校生へのアドバイス

    ちょっとでも興味あることや他と比べて得意なことを見つめ直して、うまく掛け合わせて大学を絞っていくと良いと思います。また、工学部は女性の割合が少ないので、工学部に進学することで、希少価値が得られるというのも選んだ一つの理由です。その大学学部に行くことで得られる強みも考えるとより良い進路を選べると思います!

    まさコーチ

    2010年 広島大学法学部卒業後三菱UFJ銀行に入行。大阪で法人営業を担当

    2014年 投資銀行部門に異動。証券化、シンジケートローン、M&Aファイナンス業務を担当

    2020年 シンガポール支店投資銀行部門に異動。アジアオセアニア地域の証券化業務の戦略立案・各種規制対応を担当

    2025年 トヨタファイナンシャルサービス(株)に転職。ブロックチェーンを活用した新規事業開発およびトヨタブロックチェーンラボのブランディング戦略を担当

    どのように大学学部を選んだの?

    法学部に進んだきっかけは「HERO」という検察官ドラマにはまり、検察官に憧れを持っていたことです。仮に弁護士とか検察官にならなかったとしても、法学を学んでおくと将来の選択肢が広がります。

    金融に就職したのですが、実際法学部で学んだ契約書の書き方などが活きています。

    大学学部選びに悩む高校生へのアドバイス

    アドバイスとしては、文系か理系かという観点で学部を選ぶのはもったいないということです。私は数学が苦手で文系を選択したのですが、少し後悔しています。今は両方学べる学部が増えていると思うので、もっと自由に興味のあることを軸に決めるのが良いと思います。後からいくらでも道は変えられますよ!もし興味があることがないのならぜひはたらく部に参加して、自分や社会のことについて知り、自分が興味を持てることを発見してください!

    やりたいことが分からず大学・学部が決まらない人にはたらく部がおすすめ!

    将来の夢や、大学で何を学びたいかがまだ見つからない高校生もいるでしょう。私もそうでした。このような悩みを持つ人がほとんどではないでしょうか。そんな、「やりたいことがない」「興味があることが少ない」という悩みを持っている人に向けて、**はたらく部をおすすめします!**はたらく部では、仕事やキャリアにまつわる講義やワークショップに加え、多様な業界の現役社会人がコーチとして学びをサポートします。全国どこからでも参加可能、学校外、クラス外の人とのつながりも生み出すことができます!はたらく部で新たな自分を発見し、納得のいく大学・学部選びにつなげてください!

    はたらく部についての取り組みはこちらをご覧ください!

    この記事をシェアする

    • Twitter
    • Twitter

    この記事を書いた人

    木原汰一郎

    はたらく部一期生として活動後、はたらく部を運営する株式会社RePlayceにインターン生として参加。高校時代は「東京に行きたい」という思いで学業に励み、その後、東京大学理科一類に進学。はたらく部では企業課題解決コースやプレゼンバトルなどに挑戦した。インターン業務では広報用記事の作成に取り組んでいる。

    関連記事

    • 成城大学の総合型選抜(旧AO入試)は受かりやすい?特徴と対策方法

    • 【2025年】総合型選抜(AO入試) 塾おすすめ10選!費用が安い塾ランキング

    • AO入試(総合型選抜)と推薦入試(学校推薦型)の違い

    • TOP
    • はたらく部Log
    • 大学・学部が決まらない!将来の夢がない時の理系・文系それぞれの選び方